[記事公開日]2015/12/28
[最終更新日]2016/05/03
おすすめ人気のハーブティー、カモミールの効果、効能、入れ方、カフェインについて解説
スポンサーリンク
カモミールティーには、安眠効果、リラックス効果や血行促進効果があります。
カフェインはありません。
カモミール(ジャーマンカモミール)の効果、効能
カモミールには
■ ジャーマンカモミール
■ ローマンカモミール
がありますが、ハトクキでは一般的にハーブティーとして利用されているジャーマンカモミールを取り扱うことにします。
■ 月経痛をやわらげる効果 風邪の初期症状にも効果がります
カモミールティーは、体を温め発汗させる作用があります。
体が温まり血行が良くなることで月経痛の緩和も期待できます。
風邪の初期症状を緩和する薬茶として利用されています。
■ 鎮痛効果
● 頭痛
● 歯痛
● 神経痛
● 月経痛
● かゆみ全般
● 神経性の筋肉痛
● リウマチ
● 痛風
● 月経前の緊張
● 更年期障害
● 消化器官機能保持作用があるため、胃炎、消化不良、下痢、嘔吐、腹部膨満に働きかけます。
● 肝臓障害、尿路感染症、黄疸などの不調にも役立つといわれています。
■ 安眠効果、リラックス効果
カモミールは、心を落ち着かせる効果にすぐれています。
緊張感、不安感、怒りや恐怖感を緩和してくれます。
気持ちを鎮静させるので、リラクセーションを促して心を落ち着かせます。
不眠症にも効果を発揮します。
即効性は無いようですので、安眠効果を得たい場合は寝る1、2時間前に摂取すると良いでしょう。
■ 口内の健康を維持する効果
カモミールは、きわめて優れた抗炎剤として知られています。
特に口腔粘膜から食道、胃腸までの、消化器系の粘膜の炎症を抑えるといわれています。
カモミールティーを飲んだり、冷ましたお茶でうがいすることで、歯肉炎・口臭予防に役立ちます。
■ 肌の炎症を鎮める効果
● にきび
● 湿疹
● 皮膚炎
● 日焼け
● やけど
● 炎症をおこした創傷や潰瘍
● おでき
● 乾燥肌やかゆみがあるときにも効果を発揮します
α-ビサボロール・・・カモミールの精油成分
抗炎症・抗菌・抗真菌性・消炎・抗アレルギー作用を持っている、防腐効果と皮膚への保湿効果もあることから、化粧品や入浴剤に使用されています。
アトピー、ニキビ、湿疹、あせも、乾燥などの緩和効果が期待できます。
抜け毛を防いで毛髪にツヤやハリを与えかせる効果もあるため、シャンプーに利用されています。
カモミールティーの注意点
● 妊娠中、授乳中の方
ジャーマンカモミール
ローマンカモミール
ともに、妊娠中、授乳中の飲用について、安全性が確認されたデータがありません。
また、カモミールには子宮を収縮させる作用があるため、妊娠初期の飲用は控えた方が良いと思われます。
● キク科アレルギーの方
カモミールはキク科です。
飲用には十二分に留意してくださいね。
カモミール(ジャーマンカモミール) 豆知識
カモミールは、月経痛などの女性特有の症状の緩和に用いられていたことから、別名「マザーハーブ」とも呼ばれています。
クレオパトラが安眠効果を得るために薬として利用していたといった逸話が残されるほどに、古代エジプトや古代ローマの時代から、痛みの鎮静薬、婦人病の薬として、その薬効が活用されていました。
カモミールの花には甘い蜜のような芳香があり、よくりんごの香りにたとえられます。
古代ギリシア人がカモミールを「カマイ・メロン」(地上のリンゴ)と呼んだものそのためです。
この「カマイ・メロン」からカモミールの英語名カモマイルがきているそうです。
● 名称: ジャーマンカモミール
● 科名・属名: きく科 シカギク属 1年草
● 学名: Matricaria recutita(マトリカリア レクティタ)
Matricariaラテン語のマトリックス(子宮の意味)に由来しているそうで、古くから婦人病の治療薬として使用されてきたようです。
● 和名 : ジャーマンカモミール 加密列(かみつれ)
● ハーブ: ジャーマンカモミール German chamomile
カモミールティーを飲んでみよう
■ カモミールのシングルティー 単体で飲む場合
単体でも美味しく召し上がっていただけます。
ティーカップ1杯につき、スプーン1杯程度が目安です。
■ カモミール+ミルクのティー
作り方
材料:牛乳または豆乳・・・180ml
カモミール・・・大さじ 1杯くらい
1. 鍋に牛乳または豆乳(180ml)とカモミール(大さじ1)を入れ、弱火にかける
2. 牛乳が焦げないようにかきまぜて、沸騰しそうになったら火をとめる
3. カモミールを茶こしかキッチンペーパーでこしてマグカップに注ぐ
出来上がりです。
■ カモミールとブレンドしてみよう
お好みのハーブティーとのブレンドもおすすめです。
おすすめのハーブ (分量は全てカモミールと1対1)
● カモミール+はちみつ
● カモミール+ローズヒップ
● カモミール+ペパーミント
カモミールは人間の健康に良いだけでなく、ほかの植物を健やかに保ってくれる力があります。
弱った植物の近くにカモミールを植えると、その植物が元気を取り戻すといわれ、「植物のお医者さん」とも呼ばれています。
月経痛のおもな原因
骨盤内のうっ血や、経血を押し出そうとする子宮の収縮
● 病気がなければ機能性月経困難症
これといって病気がないのに、寝込んでしまうほど痛みがつらい状態を機能性月経困難症(きのうせいげっけいこんなんしょう)といいます。
原因
■ 経血を押し出すときの子宮の収縮
■ ホルモンバランスのくずれによる骨盤内のうっ血
■ 全身の血行の悪化
■ ストレス など
おもな症状
■ 月経が始まって2~3日目の量が増えるころに下腹部の痛みが起きる
■ 肩こり、むくみ、吐き気、イライラ、のぼせ、眠気などがある
■ 骨盤内のうっ血によって下半身の血流が悪くなり腰痛をおこす
■ 自律神経の乱れから脳の血管が拡張し頭痛が起こる
など、腹痛以外の痛みも起きることがあります。
● 病気が原因の器質性月経困難症(きしつせいげっけいこんなんしょう)
月経痛には、病気が原因の場合もあります。
■ 子宮内膜症
■ 子宮筋腫などの病気
■ 炎症などが原因で起こる他の臓器の癒着(ゆちゃく)などが痛みを起こしているケース
といい、このような場合は、原因となっている病気の治療が必要です。
痛みがひどい場合は、無理をせずに、婦人科で相談してくださいね。
スポンサーリンク